
プロフェッショナルの5条件
経営コンサルタントの著者が27人の経営者へのインタービューを通して
ビジネスで成功するためのプロフェッショナルの条件について
説明してくれる。
著者は、プロフェッショナルとは、最終的にしつこく自分と対峙し、
自分を探求し続ける「愚直さ」こそがプロフェッショナリズムとしています。
いくつかのエピソードの中で、なるほどと思ったものに、
ディズニーランドのトイレ掃除の話があります。
ディズニーランドでは、トイレ掃除をする人は、トイレ掃除とは
呼ばないそうです。トイレにメアリーとかトムとかの名前がついていて
メアリーの面倒を見てくれる人という呼び方をするそうです。
これは、従業員へ仕事の権限とプライドを与えていることだそうです。
だからこそ、ディズニーランドのマニュアルでは徹底不可能に思える
ホストへのホスピタビリティが発揮されるのでしょう。
プロフェッショナルの5条件
ビジネスを勝ち抜く法則
ショーンK 著
朝日新聞出版 刊
2009/5/30 第1刷発行
243ページ
¥1500E
目 次
はじめに 9
第1章自問力 13
1 「気づき」こそ成功の序章 14
2 常に準備力をもち続ける 20
3 ビジネスに応用できる定義カ 26
4 ポータブル・スキルをもつ 31
5 プロはアナロジー(類比)が得意 42
6 フレームワークカを鍛える 47
7 自分のドメインを定める 51
8 ビジネス・ドメインを広げる 57
9 「自問力」のまとめ 64
第2章構想力
65
1 情報は収集するな 66
2 アウトプットをしようと想像力を働かせる 70
3 世の中のギャップに気づく 74
4 ビジ、ネス・パーソンは変人であるべき 81
5 パラレル・タスクが脳を活発化させる 90
6 直訳ではなく、ローカライズをする 93
7 構想力はマニュアルでは育たない 98
8 まず仮説を立てる 104
9 付加価値をつけるための基礎体力 108
10 プライドがクオリティーを守り、上げていく 113
11 「構想力」のまとめ 116
第3章 失敗力117
1 失敗こそモチベーションの糧になる 118
2 失敗を失敗と思わない 125
3 鈍感になる 132
4 仮説のない失敗は「事故」 134
5 目標達成のために舞台を作る 137
6 石橋を叩く時問はもったいない 144
7 「失敗力」のまとめ 148
第4章 協創力 149
1 ファシリテ一夕一能力を高める 150
2 他人を通して自分を知る 155
3 異分子と相互作用する 160
4 他人を動かす 165
5 プラットフォーマーカを身につける 171
6 顧客満足と社員満足の関係 175
7 改革は現場で起きでいる 180
8 「協創力」のまとめ 182
第5章愚直力 183
1 少年の頃の夢を追い求める 184
2 点と点をつなげる能力をもつ 191
3 持続可能性をもつ 197
4 胆力をつける 202
5 「志」こそ企業には必要だ 206
6 「愚直力」のまとめ 213
終章プロフェッショナルの条件とは 215
ショーンズ・コンサルティング220
企業家プロフィール一覧 234