
あと3年で、世界は江戸になる!
日本は、世界の文化の先進国だと主張している。
それをすでに江戸時代に達成していた。
脱軍備、脱宗教、清潔、勤勉、平和、少子高齢化、女尊男卑、民主主義
自由主義、省エネ、教育の普及、巨大都市、知識と文化の尊重、国際貢献など
日本には、諸外国がまだ達していないレベルにある。
ビジネスのヒントもある。
おもしろいのは、銀行の窓口を番号順ではなく、窓口嬢ごとの競争にしたら
いいというもの。
お年寄りの方は、銀行の窓口に癒しを求めているという。気に入った窓口でしか
サービスを受けないのだ。
見方をかえれば、いろいろな競争力のあるサービスができるものだ。
あと3年で、世界は江戸になる!
2007/11/14 第1刷
日下 公人 著
株式会社 ビジネス社
205ページ
¥1400E
「あと3年で、世界は江戸になる!」目次
まえがき……1
序 章 エドナイゼーションの始まり……13
二一世紀は世界が日本化する……14
四〇〇年前に出現した超先端国家……16
時代はエドナイゼーションヘ……19
第1章 二〇一〇年、世界が江戸になる…23
なぜ今「江戸ブーム」なのか……24
江戸は世界最大最高の都市だった……25
もともと欧米にそれほど遅れていなかった……28
参勤交代で地方間格差を是正……31
三〇〇年前からリサイクル社会を実現……35
インフラ整備でも他国を凌駕……38
江戸に学んで治安をよくしたニューヨーク……40
エドナイゼーションの根底にあるもの……43
工業製品にも美意識を求める……46
トヨタのレクサスはなぜ美しいのか……48
軽自動車が世界を席巻する理由……51
第2章 日本案栄のルーツは江戸にあり…55
中国で広がっている日本ブーム……56
インド人も秋葉原のトリコになった……59
クール・ジャパンの功労者は手塚治虫……72
『ポケットモンスター』は現代版「鳥獣戯画」 ……65
マンガに宿る日本文化の精神性……68
歌舞伎も相撲も庶民の文化……72
寿司・天ぶらは江戸のファストフード……76
フリーター、ニートは粋な風流人……78
風流経済の主役は女子高生とオタクとシニア……82
本物の文化はオタクがつくる……85
第3章 江戸の生き方がグローバル・スタンダードになる……87
高齢化でも世界をリード……88
文化が栄えると経済が発展する……90
賄賂の使い道を心得ていた幕府・…‥94
LOHASは江戸の生活様式……97
寺子屋は世界最高峰の教育システム……99
現代によみがえつた「化政文化」……103
女尊男卑は日本の伝統……108
「熟年離婚」を回避する方法……110
武士とサラリーマンはうだつが上がらない……113
家庭薬園は暮らしの知恵の宝庫……116
教育勅語の渕源は江戸にあり……119
第4章 ビジネスは江戸に還る……123
物を言うのは学歴より人脈……124
家訓を守る商人はなぜ商売上手なのか……126
コンビニを見ればビジネスヒントが浮かぶ……130
買い手の都合に反する店側の論理……133
商売のコツは昔も今も臨機応変……138
スターバックスのある銀行、ない銀行の違い……140
顧客本位になれば銀行の窓口に行列ができる……143
第5章 日本鎖国諭……147
日本人を接待する外国人の正体……148
ハゲタカの片棒を担ぐ日本人……150
新「日本鎖国」繁栄論……153
外国との交渉に英語力は必要なし……156
白州次郎人気はアメリカ・コンプレックスの裏返し……159
団塊の世代の屈折したアメリカへの憧れ……162
純粋培養のエリートがかかる「アメリカかぶれ」病……165
貴重な情報は裸の付き合いで取ってくる……168
お粗末な役人の情報収集・処理能力……170
アメリカと張り合った創業経営者の心意気……173
見栄を張るアメリカ、本質を見る日本……179
二一世紀は栄誉ある孤立の時代……179
金儲け至上主義からものづくり志向への回帰……181
第6章 縦の人問阿係復活が日本を強くする……183
縦の人間関係が崩壊すると、現場が荒れる……184
浅薄な格差論争をする朝日新聞と民主党……187
世界が憧れる風流生活……189
日本語が世界の公用語になる!‥…‥191
日本語が日本人の精神をつくつた……193
江戸時代は平安時代の再来?……196
自分で働く日本人、他人を働かせる中国人……198
略奪主義、我国時代から脱け出せない国々……201
勤労精神と感謝の心を持つのが日本人……204