
短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント
成果をあげるために、部下や従業員や自己管理などあらゆる場面で使える
人間行動学にもとずく方法を示している。
アメリカでは、広く知られている手法で、リーダに対する指導方法も
またアベレージ以下の社員を含む全体の行動を変えることができると
著者はいっている。
実際に内容を読むとどのように人が行動を変える仕組みができているかが
明確にわかる。
短期間で組織が変わる行動科学マネージメント
石田 淳 著
ダイヤモンド社 刊
2007/9/28 第1刷
236ページ
1600E
短期間で組織が変わる 行動科学マネジメント 目次
はじめに 001
序 章 日本の経営システムを変える 013
第-章 行動分析とは何か
応用行動分析をべ-スにしたマネジメント 027
アメリカの大企業、六百社以上が導入 029
行動と結果の両方にフォーカス 031
目標を〝いかにして″達成したのかが重要 036
「パフォーマンス評価」では成果は出ない 憫
行動分析は会社の規模や業種を問わず効果が出る 040
報酬よりも「チーム制」が効果を上げる 042
生産性は作業内容ではなく環境が決める 044
リインフォースとは行動を繰り返させるための行為 046
行動分析、七つのメリット 049
①実用的なメソッドである
②すぐに成果が得られる
③『こころ』の学問や訓練は不要
④あらゆるパフォーマンスを最大限にする
⑤職場が楽しくなる
⑥職場、家庭、コミュニティの関係を高められる
⑦オープンなシステムである
第2章すべてのビジネスは行動の集積である
行動の分解がパフォーマンスを生む 059
結果をかえるには、行動をかえるしかない 060
人員削減や新規採用では結果は不安定 062
他人の行動は予測できる 064
行動を分解し、チェックリストにする 068
チェックリストの作り方 070
チェックシー卜は文吉が重要 074
チェックリストとマニュアルはどこが違うか 078
実証-----行動を変えたら売り上げが伸びた 080
結果を出すための行動を発見するのがり-ターの仕事 082
行動とは何か-----MORSの法則 084
第3章行動を決める「リインフォース」
やり方は分かるが継続できない場合 089
リインフォース(強化)のしくみ 094
パフォーマンスの改善ポテンシャルの求め方 096
リインフォース(強化)因子 100
リインフォース因子が持つ特徴を知る 102
積極的リインフォースと消極的リインフォース 105
消極的リインフォースにも利点がある 106
行動の「消去」 108
罰とペナルティを用いるときの注意点 109
第4章 人が動く理由-----ABCモデル
目的-行動-結果というサイクル 113
セルフマネジメントを続ける技術 122
四‥一の原則 125
大きなコールの前に、「サブコール」をいくつも用意する 127
優秀な社員がやる気をなくす典型的場面 129
リインフォース因子も人それぞれ 131
何もしなくても行動は変化する 133
重要なのはタイミング 134
第5章 人が動く条件-----PST分析
望ましい行動を繰り返させるために 141
三つの座標軸で行動をあぶり出す 142
最も行動が継続しやすい条件とは 144
なぜ賞与の効果は薄いのか 146
禁煙は意思力の問題ではない 149
PST分析の六つのポイント 156
良いタイミンクで確実に与えること 161
「NST」を「PST」に変える 163
第6章 明日からパフォーマンスが上がる5つのステップ
結果を出すための5つのステップ 167
ステップ1「ピンポイント」 168
ステップ2「メジャーメント」 176
メジャーメントとは問題解決の共通言語である
メジャーメントの障害となるもの
メジャーメントに必要な要素
メジャーメントの実際・その1
メジャーメントの実際・その2
ステップ3「フィードバック」 193
悪いフィードバックの例
フィードバックにも測定が必要
ステップ4「リインフォースR+」 198
動機づけ条件
リインフォースにも測定が必要
ステップ5「評価」 204
5ステップの実践例①
5ステップの実践例②
5ステップの実践例③
5ステップの実践例④
5ステップの実践例⑤
メソッド導入に際しての留意点 213
まとめ行動分析の実践と可能性 217
おわりに 225
用語説明 229