
売れるデザインの発想法
デザインは、何のためにあるか。
製作者の意図を伝えるためにデザインはある。
PI(プロダクト・アイデンティティ)やCI(コーポレイト
・アイデンティティ)を実現するためには、
制作者の意図を大量に出し続けて、ユーザーに
その意図を認識してもらうことだ。
デザインは、わからない
という時代だが、
「私には、これしかできないがそれを好きなあなただけに
売りたい」という制作者からのメッセージが受け入れられると
ユーザーの心にはかっこいい企業として定着するというのが
著者のメッセージです。
売れるデザインの発想法
木全 賢 著
ソフトバンク クリエイティブ 株式会社 刊
2009/12/22 初版第1刷
205ページ
¥730E
目 次
はじめに 3
商品開発担当者の戸惑い 3
心のバリアーを取り除く 5
第一章…なぜデザインがわからないのか? 17
デザインは「わかる人にしかわからない」のか? 18
誰もデザインの良さを実感していない! 23
「シンプル」ならいいのか? 26
シンプルデザインは付け焼刃の美意識 28
夕焼けの「美しさ」は直感的にわかる 30
誰にでもわかる過剰装飾の美しさ 33
ハレの美とケの美 37
敢えてもらえば誰でも「美しさ」はわかる 42
「ダサい」はわかる 45
色・形から心の世界へ 47
第二章 デザインがわからない不幸な時代にできること 53
デザイナーがデザインを評価する方法 54
ユーザー視点とメーカー視点 56
デザインの前提 57
胡散臭いデザイン 59
「素山村・質感」の胡散臭さ 62
デザインの現荏地 63
装飾とデザイン 68
デザインとデザイン的発想 72
江戸時代のデザイン的発想 - 悉皆制度 77
共感できる中小製造業のものづくり 80
本気で発信し続けること 85
Pl(プロダクト・アイデンティティ) 89
商品購入=遠距離恋愛論 92
Cl(コーポレート・アイデンティティ) 96
第三章 デザインはコミュニケーションの道具 101
デザインはコミュニケーションの道具 102
メンタルイメージ 104
記憶メンタルイメージと物語 109
プロジェクトXの物語 11
PIとClと物語 114
物語のもう一つの力 118
美しい形ときれいな形 119
商品デザインに求められるのは「きれい」であること 123
シンプルデザインはきれい 124
CIと商品デザインのマニュアル 126
「制作者の意図」の基準 133
かっこいい生き方 136
デザインとは何か? 140
第四章…どうすればアイデアは出るのか? 145
アイデアとは何か? 146
なぜアイデアは出ないのか? 148
アイデア発想の第一歩 151
「私はこれが得意だ」という物語 152
「私にはこれしかできない」という宣言 154
アイデアは必ず思いつく 157
社員全員を巻き込む 160
最適解という大団円 163
最適解を探す旅 165
最初の分かれ道 166
第五章 アイデア会議の発想法 171
本気で取り組む 172
発散と収束がアイデア発想の基本 174
アイデア会議の心構え 177
マインドマップがアイデア会議を楽しくする 180
マインドマップとは? 183
マインドマップのルール 185
楽しいアイデア会議の進め方 188
三〇分のアイデア会議の手順 190
時間のアイデア会議の手順 194
得意なことを探す旅 198
おわりに 当たり前のこと 201